小児鍼

こんにちは、大阪府豊中市で開業して30年以上の実績を持つウラノマッサージ千里店の伊藤です。

前回のブログで「シール針」を紹介しましたので、今回は「小児鍼」(小児針、しょうにしん)の紹介です。

「小児鍼」は鍼灸療法の一種で、おもに子どものための刺さない「はり」です。

実はかなり昔から子供に対して行われていました。
特に大阪では大正から昭和初期にかけて盛んに行われていたそうです。
昭和30年代の国民皆保険制度などで一時的に人気が衰えましたが、「はり」といえば小児はりを指していた時代があったぐらい盛んだったそうです。
またそれだけ効果があるといえます。

 

小児はりについて効果がある分野が3つあります。

(1)小児の「かんのむし」あるいは疳症状といわれている乳幼児期の夜驚症や夜泣き、引きつけ(けいれん)などの神経的な症状を目標としたもの

(2)夜尿症

(3)その他、小児はりの効果が期待できる疾患など(病態に応じて通常の細い鍼を刺入する場合もあります)

上記の(1)と(2)については、鍼(はり)を皮膚に軽く接触的刺激を行うもので、通常の針のように体の中には刺し入れません。

「刺さない鍼」小児はりの種類はいくつかあります。
いずれも金属製です。

①鍉鍼(ていしん)と呼ばれるものは、先端が丸くなった米粒大の突起のついた棒状で皮膚を押したり、擦ったりして使います。

鍉鍼の写真

 

②車鍼(くるましん)という凹凸のある車上のものを経絡に沿って回転させるものです。
特に小児に好まれる気持ちのよい方法です。
これは今でいう美顔ローラーと同じ構造ですが、こちらが元祖です。

車鍼(ローラー鍼)の写真

 

 

③ウサギ鍼(うさぎしん)と呼ばれるものは、ヘラ状のものです。
私的にはこれが1番使いやすくて好みです。
うさぎ」というのは俗称で正しくは「鑱鍼」(ざんしん)いうようです。
余談ですが「鑱」の漢字の中に「兎」に似ている文字が入っているからだそうです。

うさぎ鍼の写真

特にウサギ鍼で皮膚を撫でさすると肌がスベスベしてとても滑らかになります。
名称も可愛いですし、サイズも親指にすっぽり隠れるぐらい小さくて私は気に入ってます。

「小児鍼」は成長途中の未発達な骨格や関節、筋肉に過度なストレスを与えることなく、若いの頃から鍼治療やマッサージに慣れて親しんで頂き、すこやかな成長のお手伝いが出来れば幸いです。

 

私たちを取り巻く周囲の環境は体への負担が大きくなっています。
そんな疲れた体を癒すため、鍼やマッサージを試してみるのはいかがでしょうか?
大阪府豊中市でマッサージ店をお探しなら是非ウラノマッサージへ‼︎

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