シール針と小児鍼 その3

こんにちは、大阪府豊中市で開業して30年以上の実績を持つウラノマッサージ千里店の伊藤です。

前回からの続きです。
※よろしければ伊藤の「シール針」「小児鍼」ブログをご参照下さい。

皮膚へのごく浅い刺入や皮膚表面に軽く接触するだけや、軽くこするだけで効果があるのを不思議に思われるかもしれませんが、「皮膚」という器官は脳を含む神経系と深い関係があります。

人間が母体から生まれる前の胎児になる過程で、ひとつの受精卵は細胞分裂して増殖し成長していきます。
やがて「胚葉」という組織になります。

胚葉は3つの組織に分けられます。
それぞれ外胚葉、中胚葉、内胚葉という名称です。
下記がその断面図です。

皮膚は外胚葉から発生します。
脳や脊髄といった中枢神経と、交感副交感神経や感覚や運動神経といった末梢神経も外胚葉から発生します。

3つの胚葉が体のどの部分に成長するのか?
下記の通りです。

①外胚葉から発生するもの

・皮膚(表皮・爪・皮膚腺・水晶体)
・感覚器(視覚・聴覚・味覚・平衡感覚・嗅覚)
・神経系(脳・脊髄・末梢神経)

②中胚葉から発生するもの

・循環器系(血液・血管・心臓・リンパ管)
・骨格系(骨・軟骨・結合組織)
・真皮
・筋肉
・脾臓
・性腺(精巣・卵巣・子宮)
・腎臓
・尿管

③内胚葉からら発生するもの

・食道から大腸までの消化管すべて
・肺、咽頭、気管、気管支などの呼吸器すべて
・甲状腺
・膵臓
・肝臓
・腹膜、胸膜
・尿路(尿道・膀胱)

◆人間の体は脳を含む神経系で統括されたり制御されています。
小児鍼やシール針による「皮膚刺激→神経系→体の各部分」という作用を、私なりにイメージできるのが下記の写真です。
これは、14週ぐらいの胎児です。

上図の胎児の筋骨や内臓は、かなり未発達です。
小さい手足はあるものの、ほとんどが「脳(神経)と外皮(皮膚)」だけの存在です。

難しい話になりましたが、皮膚への小児鍼やシール針の治療や東洋医学の経絡(ツボ治療)は、神経系を介して筋肉のコリや関節の痛み、内臓の不調などに作用し効果を得る事ができます。

 

 

私たちを取り巻く周囲の環境は体への負担が大きくなっています。
そんな疲れた体を癒すため、鍼やマッサージを試してみるのはいかがでしょうか?
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