備忘録、畑とカレーとマッサージ。

こんにちは、大阪府豊中市で開業して30年以上の実績を持つウラノマッサージ千里店の明浩です。

このブログは、僕が施術の現場で感じてきたことを、自分自身の備忘録として書き残すものです。
日々の施術の中で少しずつ積み重ねてきた感覚を、整理しておきたいと思っています。

昔の僕は、肩こりのお客様が来ると、とにかく肩をしつこく揉んでいました。

その場では「気持ちいい」と言ってもらえるけれど、あとで揉み起こしが来ることも多かった。
1日に何人も施術する現場で、患部だけをガンガン揉み続けるのは正直しんどい。
時間も体力も削られ、コスパも悪かったんです。

新人の頃、先生方に教わった言葉があります。
「身体は畑のようなもの。硬い土を耕して、水をまいて、根っこから整えるんだ」。

数年間でやっとその意味がわかったような気がします。
そして僕にとって一番しっくりくるのは“カレーライス”。

上っ面だけ混ぜても味はなじまない。
ごはんとルーをしっかり混ぜてこそ旨くなる。

施術も同じで、患部だけでなく全身をゆるめて“なじませる”ことが大事なんです。

今では肩こりでも、最初に少し目星をつけてから周りを順番にほぐすようにしています。
肩甲骨周り・腕・脇・背筋・腰・足を丁寧に緩めてから肩に触れると、自然と奥までスッと指が入る。

腰痛も同じで、腰そのものを攻めるよりも、お尻・股関節・ハムストリングス・膝裏・ふくらはぎなどを先に緩めると、仙腸関節に軽く圧をかけるだけで、骨盤まわりの緊張が抜けて姿勢がスッと立ちやすくなる感覚があります。

周囲を緩めた結果、身体の方が自然に反応してくれる──そんな瞬間です。

尾てい骨の上にはツボも多く、姿勢全体がふっと整う感覚があります。

強い刺激を好むお客様ももちろんいます。

そういう時は、ただ力でガンガン押すのではなく、まず全身をゆるめて圧を通す。
力で押し込むより流れを使う方が深く届くし、自分の身体も守れる。

主訴が多いお客様には「一番どこを緩めてほしいか」を必ず聞き、焦点を絞って施術することで満足度も上がると実感しています。

そしてもうひとつ大事なこと。

痛い部位が直接の原因ではないことが多いということ。
痛みのある場所は“結果”であって、“原因”は別の場所にあるケースが本当に多い。

だからこそ全体を見て、全体から整えることを大切にしています。

こうした積み重ねは、この数年でしっかりと結果にも表れています。

指名やリピートをいただけるお客様が増え、自分のスタイルが少しずつ形になってきました。
特別なことをしているわけではありません。
先輩方に教わりながら、自分なりに工夫して積み重ねてきただけです。

『力まかせではなく、流れを読み、身体をなじませる』

これは僕自身のためでもあり、お客様にとってもやさしい施術です。

そして、そんな僕を選んでくださるお客様がいることに、心から感謝しています。
これから先、また少しずつ形が変わっていくかもしれない。
だからこそ、今この瞬間の考えを、ここに残しておきます。

もし身体のことで困っている方がいれば、ぜひ一度ご相談ください。

ご来店を心よりお待ちしております。

私たちを取り巻く周囲の環境は体への負担が大きくなっています。
そんな疲れた体を癒すため、鍼やマッサージを試してみるのはいかがでしょうか？
大阪府豊中市でマッサージ店をお探しなら是非ウラノマッサージへ‼︎

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